■概要・見所 男爵いもの生みの親「川田龍吉男爵」の農場跡地を利用した資料館です。西洋式木製のサイロや牛舎などの建物からは1900年代アメリカ農場風景が感じられます。館内には新しもの好きなハイカラ男爵が明治〜大正時代に欧米より取り寄せた、当時としては珍しく貴重な品々を約5,000点展示しています。その中でも、日本最古の車「ロコモビル蒸気自動車」は日本でも当館だけが所有している非常に貴重なものです。 【産業遺産/北海道産業考古学会会長・山田隆大】 ◆男爵資料館と農業機械群 (機械)北海道への機械化農業導入は札幌農学校等の官営のはか、明治40年に函館ドックの社長として渡道した川田龍吉男爵(1856〜1951)退職後、渡島当別町に建設した川田農場が主流である。昭和53年の川田農場廃棄後に、函館市不動業木村氏が買い取り、農業機械展示の「男爵資料館」として開館した。ガーデン料亭「竜山創」も経営する。1910年代の米国製トラクター、グレンドリル他数千点が並ぶ。産業考古学会推薦産業遺産 |
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