おたるみなと資料館

■概要・見所
 小樽港建設の歴史をふりかえる貴重な資料、写真、模型及び実際に使用されていた工具などを展示しているほか、ビデオを上映して先人たちの知恵と努力が息づく歴史的価値のある築港史が展開されています。

【産業遺産/北海道産業考古学会会長・山田隆大】
◆おたるみなと資料館内広井勇築港資料
(港湾)小樽港は日本初の大規模商港である。設計者の札幌農学校2期生の広井勇は、卒業後渡米実習、帰国後、母校工学科(1887[明治20]年)の土木の教授になり、同時に道庁の小樽築港初代所長兼任、北防波堤を設計施工した。この時の教訓に宮城県野蒜築港のファン・ドールンの失敗があり、期待が集まった。彼はボンベイ港で使用の傾斜ブロック工法を採用して北防波堤築堤に成功。資料館にはこの建設事績と使用器具、100年試験ピースがある。
おたるみなと資料館の写真

おたるみなと資料館の写真

●所在地〒047-0008 小樽市築港2-2
●連絡・問合せ先 ・TEL:0134-22-6131 / ・FAX:0134-25-1947
●施設の構成[1階]展示室
[2階]事務所
●展示品・収蔵品北防波堤に関するブロックの模型やパネル・港湾建設で使用された工具類
●営業・開催・見学情報 [開館・公開日時]9:00〜16:30
[休館日]土曜日、日曜日、祝日
●料金 無料
●見学の所要時間 約30分
●バリアフリー対応 あり
●公共交通アクセス JR函館本線「小樽築港駅」より徒歩で約10分
●駐車場あり/無料
●備考 [写真出典]小樽開発建設部小樽港湾事務所