木田金次郎美術館

■概要・見所
 1994(平成6)年に開館した当館は、岩内町に生まれ生涯を過ごした画家・木田金次郎(1893〜1962)の作品を収蔵・展示しています。木田は有島武郎の小説『生れ出づる悩み』の主人公のモデルとしても知られる、北海道を代表する画家の一人です。当館は旧国鉄岩内駅跡地に立地し、機関車のターンテーブルをイメージした円筒形の外観を持つユニークな建物で、地域に根ざした木田芸術を幅広く紹介し、さらに地域住民も多く関わるイベントや事業を数多く展開しています。
また、「しりべしミュージアムロード」の一員として、近隣の施設とともに個性的な地域文化を発信する場となっています。
 展示室1〜3では木田金次郎の作品を常設展示していますが、年3回の入れ替えによりそれぞれテーマをもうけて木田金次郎の画業を紹介しています。このうち1回は特別展示として収蔵外の作品や他の作家との関連などを多角的に紹介しています。展示室4では木田金次郎や岩内に関連するテーマで開催される企画展や「しりべしミュージアムロード」の共同企画展を開催するとともに、貸しギャラリーとして各種グループ展・個展なども開催されています。
木田金次郎美術館の写真

木田金次郎美術館の写真

●所在地〒045-0003 岩内郡岩内町万代51-3
●連絡・問合せ先 ・TEL:0135-63-2221 / ・FAX:0135-63-2288
・E-mail:Kidabi1@khaki.plala.or.jp
・URL:http://www.kidakinjiro.com
●施設の構成[1階]エントランス、ミュージアムショップ、ミュージアムシアター(ハイビジョン上映)、展示室、ティーラウンジ
[2階]展示室、ギャラリー(資料展示)
[屋上]展望回廊
●展示品・収蔵品・「ポプラ」(1923)、「海」(1936)、「大火直後の岩内港」(1954)、「波」(1958)、「春のモイワ」(1961)、「バラ(絶筆)」(1962)など木田金次郎の油彩作品約140点、素描約70点、その他資料などを収蔵
・有島武郎からの書簡や愛用した画材など
●営業・開催・見学情報 [開館・公開日時]10:00〜18:00(入館は17:30まで)
[休館日]月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月28日〜翌1月2日)
[その他休館時期]展示替え期間
●料金 [一般]500円 [高校生]200円 [小中学生]100円
[割引]10名以上で一般400円、高校生150円、小中学生80円
●見学の所要時間 約60分
●参加・体験イベント ◆木田金次郎生誕祭/木田の生誕日(7月16日)に近い週末にミュージアムコンサート・講演会を開催
◆どんざ忌/木田の命日(12月15日)に講話・交流会を開催
◆ワークショップ/主に小中学生を対象として夏休み・秋季・冬休みに鑑賞・実技講座を開催
◆ナイトオープン/初夏(6月)、夏(8月)、冬(2月)の3回午後8時まで開館
展示解説を行い、ナイトラウンジも開設
※内容の詳細は当館へお問い合わせ下さい。
●施設案内ガイド 事前にお電話でお申込みいただければご希望に応じて5〜60分程度のご案内を無料でいたします。
※対応できない日や時間帯もございますのでご了承下さい。
●バリアフリー対応 あり/エレベータ、身障者用トイレ
●自動車アクセス ・札樽自動車道小樽ICより国道5号線・276号線経由で約70分
・JR函館本線「小沢駅」より約20分
●公共交通アクセス 中央バス「札幌駅前バスターミナル」→(高速いわない号・約150分)→終点「岩内ターミナル」下車、徒歩で約1分
●駐車場あり/無料(大型4台、一般39台)
●施設から寄せられた
 近隣のアート・
 カルチャー情報
[しりべしミュージアムロード]
◆荒井記念美術館:ピカソの版画コレクションを中心とする作品を展示(岩内町字野束)
◆西村計雄記念美術館:共和町出身の画家・西村計雄の作品を展示(共和町)
◆小川原脩記念美術館:倶知安町出身の画家・小川原脩の作品を展示(倶知安町)
◆有島記念館:旧有島農場跡にあり、作家・有島武郎の資料等を展示(ニセコ町)
◆岩内町郷土館:鰊文化関連の資料を中心に岩内の歴史を紹介。有島関連の資料も展示(岩内町字清住)
◆とまりん館:泊村周辺の考古資料などを展示(泊村)
◆鰊御殿とまり:移築復元された鰊御殿の中に漁業関連を中心とした資料を展示(泊村)
●備考 [写真出典]木田金次郎美術館