西村計雄記念美術館

■概要・見所
 共和町出身でパリを拠点に活動した洋画家・西村計雄氏からの作品寄贈を契機に、1999(平成11)年11月1日に開館した美術館です。西村作品を中心に約5,400点を収蔵しています。ガラスの壁面と曲線を描くコンクリートの壁面からなるユニークな外観が特徴で、館内には豊富な所蔵作品を多彩な角度から紹介する二つの展示室の他、西村氏が晩年を過ごしたアトリエを再現した「復元アトリエ」、映像コーナーなどがあります。緩やかな丘陵地に建ち、美術館から一望する雄大な景観も見どころのひとつです。
西村計雄記念美術館の写真

西村計雄記念美術館の写真

●所在地〒048-2202 岩内郡共和町南幌似143-2
●連絡・問合せ先 ・TEL:0135-71-2525 / ・FAX:0135-71-2527
・E-mail:musee@topaz.ocn.ne.jp
・URL:http://www.musee-nishimura.jp/
●施設の構成[1階]常設展示室、特別展示室、資料コーナー、研修室
[2階]受付(グッズの販売有り)、休憩コーナー、展望コーナー、復元アトリエ、事務所
●展示品・収蔵品・西村計雄の学生時代から晩年までの油彩画約5、300点、西村計雄の弟子で郷土ゆかりの画家山岸正己氏の油彩画86点のほか、二人に関する資料を多数所蔵しています。
・常設展示室では、豊富な所蔵作品をもとに西村氏の多彩な画業を辿る展覧会を中心に開催。常時40〜50点程度を展示し、4ヶ月に1回程度作品の入れ替えを行っています。
特別展示室では、親子向けの展覧会、ミュージアムロード加盟館との共同展、山岸正己展など、収蔵作品を中心にしたテーマ展を開催。40〜50点程度を展示。1〜4ヶ月毎に展示替えを行っています。
・「復元アトリエ」では、西村氏が晩年を過ごした東京のアトリエを再現。愛用の画材や、晩年制作に没頭した「箱絵」等を展示。制作の様子を伝えるビデオも自由にご覧いただけます。
●営業・開催・見学情報[開館・公開日時]9:00〜17:00(入館は16:30まで)
[休館日]月曜日(祝祭日の場合は翌日)、年末年始(12月28日〜1月2日)
[その他休館時期]展示替えのための臨時休館あり
●料金 [一般]500円 [高校生]200円 [小中学生]100円
[割引]10名以上で一般400円、高校生150円、小中学生80円
●見学の所要時間 約40〜60分
●参加・体験イベント ◆開館6周年記念コンサート
2005(平成17)年10月29日18:00〜19:30/展示室内でのコンサート。無料(入館料要)。予約不要。コンサート後ボランティアによるチーズパーティーを開催(参加費1,000円)。
◆お正月ダヨ!おやこでてづくりたこあげ大会
2006(平成18)年1月4日10:30〜12:00/親子で連凧を作り凧揚げを楽しむ。「凧名人倶楽部」による連凧揚げのデモンストレーションも。材料費500円。電話にて要予約。
◆美術館探検会「たんけん!ハッケン!びじゅつかん」
2006(平成18)年1月14日10:30〜 クイズやゲームをしながら美術館の機能や役割をハッケン!電話にて要予約。参加無料(入館料要)。
◆油彩画体験講座
2006(平成18)年2月18、25日各日とも10:00〜 小学5年生以上対象に油彩画の技法を体験する2回連続講座。電話にて要予約。材料費500円。
※その他、講座、ワークショップ等を随時開催。学校による利用にも対応しております。
●施設案内ガイド 事前にご連絡をいただければ、ご要望に応じて時間・内容を調整し、無料でご案内いたします。
●バリアフリー対応 あり/全館バリアフリー、身障者用トイレ、エレベーター
●自動車アクセス ・JR函館本線「小沢駅」より約10分
・札樽自動車道小樽ICより約60分
・新千歳空港より約150分
●公共交通アクセス ・JR函館本線「小沢駅」下車、タクシーで約10分
・中央バス「札幌バスターミナル」→(高速いわない号)→「共和役場前」停留所下車、徒歩で約15分
・ニセコバス「小樽・倶知安・岩内」→「共和役場前」停留所下車、徒歩で約15分
●駐車場あり/無料(大型6台、一般24台)
●施設から寄せられた
 近隣のアート・
 カルチャー情報
◆「かかし古里館」/共和町の歴史、産業がわかる郷土資料館。廃校になった学校の校舎を再利用した施設は、昔懐かしい気分を呼び起こします
◆しりべしミュージアムロード/後志支庁管内の4町に点在する5館を結ぶネットワーク。各館の個性を、後志の変化に富んだ景観とともに楽しんでいただきたい。加盟館は、岩内町「荒井記念美術館」「木田金次郎美術館」、倶知安町の「小川原脩記念美術館」、ニセコ町の「有島記念館」。
◆「倶知安風土館」/開放的な雰囲気で、リラックスしながらもきっちり学べるすぐれた博物館。
◆「ケンブリッジ」/ニセコパノラマラインの入り口にある喫茶店。岩内岳から日本海へ至る美しい風景を眺めながら、西村計雄氏の次男・西村公祐氏が製造する「クレイル」のナチュラルチーズと紅茶を楽しめる。西村計雄・山岸正己両氏の作品のほか公祐氏の手がけるステンドグラスも展示。(共和町老古美)
◆「トンネル餅」/小沢駅前の末次商店では、西村計雄氏のの父・久太郎氏が創始し、現在も「小沢名物」として親しまれている和菓子「トンネル餅」を製造・販売。
●備考 [写真出典]西村計雄記念美術館