天塩川歴史資料館(旧天塩町役場)

■概要・見所
 「赤レンガ」として親しまれてきた旧役場庁舎を整備し、平成元年に新たに生まれ変わったのが天塩川歴史資料館です。昭和26年の建築以後、酷寒の歳月に耐え続けてきた堂々たる風格の建物の中で、道北開拓の拠点として発展を続けてきたまちの歩みが甦ります。
 「川と海のくらし」「原野のくらし」「街のくらし」などの歴史的展示、「知を啓き、次代を拓く」とした教育・文化資料、姉妹都市であるホーマー市関連の「北方圏への夢」のテーマ別に展示により、多くの人々が天塩の歴史を振り返り、そして明日を考える「学び舎」として活用されています。また、約300万年前と推定される世界最古のコクジラ化石「テシオコクジラ」も展示されています。


【歴史的建造物/北海道大学建築史意匠学研究室・原朋教】
 風格と重量感あふれる外観には、かつて造材で名をなした町民の気風と、終戦後の復興に向け他町村に先駆けてまちづくりに取り組んだ意気込みが感じられます。北海道の役場庁舎には珍しいれんが造の建物で、野幌産のれんがを積むために役場の職員を動員し、わずか11ヶ月で完成させました。建設中に公募され決まった町章を見上げながら中に入ると、かつて天塩川を往来していた、地元舟大工による長門船が迎えてくれます。
[建設年]1896(昭和29)年[構造]れんが造2階建
天塩川歴史資料館(旧天塩町役場)の写真

天塩川歴史資料館(旧天塩町役場)の写真

●所在地〒098-3303 天塩郡天塩町新栄通6丁目
●連絡・問合せ先 ・TEL:01632-2-1026 / ・FAX:01632-2-1546
●施設の構成[1階]事務室、特別展示室、展示場
[2階]展示場
●展示品・収蔵品・仕事道具及び生活用具/長門船(模型)、船大工の道具、復元家屋、縄文時代の石器など約2000点
・アメリカ合衆国アラスカ州ホーマー市との姉妹都市として友好品
●営業・開催・見学情報 [開館・公開日時]10:00〜17:00(入館は16:30まで) 
[休館日]月曜日
[その他休館時期]11月1日〜4月30日
●料金[一般] 200円 [高校生以下] 無料
●見学の所要時間
●自動車アクセス ・天塩町役場から車で1分
●公共交通アクセス 沿岸バス「札幌駅前」→「天塩停留所」下車、徒歩1分
●駐車場あり/無料
●施設から寄せられた
 近隣のアート・
 カルチャー情報
◆川口遺跡風景林/オホーツク文化期の竪穴住居の復元など
[問合せ先]天塩町役場企画商工課観光係(TEL:01632-2-1001)
●備考[写真出典]天塩町教育委員会、北海道大学建築史意匠学研究室
URL http://teshiotown.com/