■概要・見所 のどかな自然が四季に移ろう山里、落合町栄町に位置する「アルテピアッツァ美唄」は、1981(昭和56)年に廃校になった旧栄小学校の再利用により開設された芸術文化交流施設です。イタリア語で芸術広場を意味する交流広場は6万5000uの広さを有し、木立が緑どる芝生広場には、赤い屋根が緑に映える旧屋内体育館や幼稚園舎がたたずみ、かつて三菱美唄炭鉱の炭住街として栄えた地域の学舎の面影をとどめています。 2007年にオープンしたストゥディオでは、こころを彫る事業を毎月行っています。 【歴史的建造物/北海道大学建築史意匠学研究室・原朋教】 三井美唄炭鉱住宅街の児童が通った小学校は、炭鉱が活気を失うのと時を同じくして、1981(昭和56)年閉校しました。地元出身の彫刻家安田侃は、廃れていく小学校を黙って見ていられず、ここに彫刻を置いて活気を取り戻そうと考えました。豊かな自然に包まれた建物と彫刻は、どの季節に訪れても楽しく感じます。建物や彫刻の魅力もさることながら、これらを支援し続ける市民や市役所職員の取り組みも、同じく魅力的といえます。 |
|
|