木造地蔵菩薩立像

■概要・見所
 江戸時代、円空より100年ばかり後に出て、同じように全国を行脚し木彫仏を残した木喰行道の作で、道内遺作中最大のものです。 行道は1778(安永7)年から9年まで道内に滞在しました。現在、行道作の木彫仏は道内で30体近く確認されています。この像は蓮台とも206p、檜一木彫りで、円を基本にした彼の作風が遺憾なく発揮されています。背墨銘に「安永九年子四月廿四日」とあり、木材寄進者などの名を記されていますが、これらは南部や津軽の出稼人杣夫たちであり、注目させられます。
●所在地〒043-0415 二海郡八雲町熊石根崎町法蔵寺
●連絡・問合せ先 ・TEL:01398-2-2310 
●その他問合せ先[名称]八雲町教育委員会社会教育課文化財係
[住所]〒049-3112二海郡八雲町末広町154
[TEL]0137-63-3131
●文化財の指定北海道指定有形文化財