■概要・見所 ピリカ遺跡は後志利別川の支流、ピリカベツ川左岸のなだらかな丘陵一帯、約20万uにわたる広大な遺跡です。これまでの発掘調査により、旧石器時代の石器が大量に出土しました。なかでもA地点の発掘調査では、出土した石器の時代的な移り変わりをたどることができ、また石器づくりを行った場所や火を焚いた場所などを良好に残していることがわかりました。ピリカ遺跡はわが国の旧石器時代から縄文時代にかけての歴史を理解する上で重要な遺跡であるということで、1994(平成6)年に国の史跡に指定されました。2003(平成15)年には遺跡に隣接して「ピリカ旧石器文化館」がオープンし、出土品の展示室や映像コーナーなど、来訪者は気軽に旧石器に触れることができます。 |
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