シベチャリ川流域チャシ跡群及びアッペツチャシ跡(新ひだか町・日高町)

■概要・見所
 寛文9年(1669年)のシャクシャインの戦いの拠点として重要な役割を果たしたといわれる、静内川流域にある真歌のシベチャリチャシ跡、目名のメナチャシ跡、農屋のオチリシチャシ跡、豊畑のルイオピラチャシ跡と、門別町厚別川上流にある正和のアッペツチャシ跡をいいます。
 チャシはアイヌ語で「柵」「囲い」「砦」などを意味することばです。砦、見張り台、儀式を行う場所、住居等々、様々な目的のために築かれ、使用されたものと考えられています。
 多くの場合、海や川などに面した眺めの良い丘や崖上に築かれ、その一端、あるいは周縁には1から数本の溝注が掘られています。構築年代は、近世の文献や発掘調査の成果などから、16〜18世紀と考えられています。
 現在、北海道内には500箇所をこえるチャシ跡が確認されています。このうち、およそ3分の2は、日高から十勝、釧路、根室地方で確認されたものです。静内町では、国指定された上記5箇所のチャシ跡を含む18箇所のチャシ跡が確認されています。
●所在地 日高郡新ひだか町静内 沙流郡日高町
●その他問合せ先[名称]新ひだか町静内郷土館
[住所]〒056-0014日高郡新ひだか町静内古川町1丁目1-1
[TEL]0146-42-0394
移転新築のため下記の期間休館します。
※平成26年11月4日(火)〜平成27年3月31日(火)
●移転先は新ひだか町静内山手町3-1-1です。
●名称を「新ひだか町博物館」と改め、平成27年4月に開館します。
●新ひだか町博物館は「新ひだか町図書館」との複合施設となります。

[名称]日高町教育委員会
[住所]沙流郡日高町富川東6丁目3-1
[TEL]門別町教育委員会01456-2-3741
●文化財の指定国指定史跡