土の博物館「土の館」

■概要・見所
 自然環境や食べ物の大切さを学び、次世代に引き継がれていく施設として創設された当館は2004(平成16)年10月、北海道遺産に選定されました。
 馬耕の姿(レプリカ)や北海道に導入された古いトラクター、蒸気トラクター、土の標本(モノリス)などを展示しています。

【産業遺産/北海道産業考古学会会長・山田隆大】
(機械)北海道の大規模農業は、札幌農学校教師による米国大農法の導入からである。1870年代、クラークらの助言でこの機械が導入されたが、本格的大農法展開は昭和30年のトラクター化以降で、その中心のプラウ農法を推進し、今日トラクター用プラウで日本の70%を生産するスガノ農機がある。1906(明治39)年に創立、17年浸炭鋼プラウ、戦後先進的プラウ開発で発展。上富良野市に日本最大農業機械専門博物館を建設、北海道遺産認定された。
土の博物館「土の館」の写真

土の博物館「土の館」の写真

●所在地〒071-0502 空知郡上富良野町西2線北25号
●連絡・問合せ先 ・TEL:0167-45-3151 / ・FAX:0167-45-5306
●施設の構成◆土の館
[1階]展示場、休憩所、売店
[2階]展示場、研修室
◆トラクタ博物館
[A棟]展示場
[B棟]展示場
◆プラウ館
[1階]展示場
◆世界のプラウ館
[1階]展示場
◆ホワイト研修館、収蔵庫など
●展示品・収蔵品・馬耕の姿(レプリカ)
・鍛冶屋の再現
・土の標本(モノリス)
・昔の農具
・導入当初からのトラクター82点
・蒸気トラクター1点
・現代の農業機械
●営業・開催・見学情報 [開館・公開日時]10:00〜16:00
[休館日]5月1日〜9月30日/無休、10月1日〜翌4月30日/土・日曜日、祝祭日、年末年始
●料金 無料
●見学の所要時間 約60分
●施設案内ガイド 事前に文書または電話でお申込みの場合に限り無料でご案内いたします。
●バリアフリー対応 あり/多目的ホール、化粧室
●自動車アクセス ・JR富良野線「上富良野駅」より約5分
・JR富良野線「富良野駅」より約20分
・旭川空港より車で約35分
・道央自動車道旭川北ICより約60分
●公共交通アクセス ・ふらのバス「旭川駅前」→(高速ラベンダー号・約70分)→「上富良野」停留所下車、タクシーで約5分または徒歩で約15分
・ふらのバス「旭川空港」→(高速ラベンダー号・約35分)→「上富良野」停留所下車、タクシーで約5分または徒歩で約15分
●駐車場あり/無料(大型20台、一般600台)
●備考 [写真出典]北海道遺産構想推進協議会