■概要・見所 市街地から北西10kmの釧路湿原を望む台地(標高10〜15m)に位置しています。東西2.5km・南北0.5kmの範囲で、364軒の竪穴住居跡が確認され、釧路湿原周辺では最も規模が大きく、中核的な遺跡群です。 このうち竪穴住居跡が集中している東側一帯が国の指定史跡になっています。 竪穴住居跡は現在も窪みとなって残っており、多くは方形の竪穴で擦文時代のものですが、円形や楕円形をした縄文・続縄文時代のものもあります。 これまでの調査で、旧石器時代の終わり頃の石器や擦文時代の炭化した編糸・編物・組ひも・織物などの繊維製品、アサ・キビ・オオムギ・小豆などの植物遺体が見つかっています。 また、保存整備事業として、擦文時代の復元住居(5軒)をはじめ、展示館・展望台・木道・園路・などを整備し、平成9年に「ふるさと歴史の広場」としてオープンしています。 |
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