■概要・見所 1854(安政元)年の日米和親条約締結による箱館港開港にともない、外国船渡来に備えて蝦夷地の防衛をはかるため、江戸幕府の命により松前藩が陣屋を構築し、守備に当たった場所です。 この場所は、函館湾の西北、標高約70mの見通しの良い台地に位置し、函館湾内を見通すのに適した場所でした。1855(安政2)年6月に着工し、10月に完成。 四稜郭の一角が突起し、全体的には首を出した亀のような形をしています。その首の部分には6つの砲座が設置されていました。 1868(明治元)年、箱館戦争の旧幕府軍の攻撃に伴い、松前藩兵の手によって自焼、放棄されています。 その後、昭和54年より国と道の補助を受け環境整備を行い、平成13年に完成し、憩いの場としても親しまれています。陣屋に続く道路の両側には桜が植えられ、まるで桜のトンネルのようです。 |
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