国泰寺跡

■概要・見所
 臨済宗国泰寺(現・南禅寺)は、江戸時代後期にロシアの南下や場所請負人制度の弊害などにより、北方警備に危機感をもった箱館奉行の陳情により1804(文化元)年に建立を決定した「蝦夷三官寺」の一つです。
 現在、残っている建物は、大半がそののち改修されたものですが、境内には江戸時代のたたずまいが残されています。
 現在、周辺のアイカップを含む、約13万uが蝦夷地で特殊な歴史を物語る重要な寺であるとして、国指定史跡に指定されています。また、この寺には、初代住職から約60年間書き継がれた寺務日誌の「日鑑記」が残されています。
国泰寺跡の写真

●所在地〒088-1114 厚岸郡厚岸町湾月町1丁目 国秦寺
●連絡・問合せ先 ・TEL:0153-52-3064 
●その他問合せ先[名称]厚岸町海事記念館
[住所]〒088-1128厚岸郡厚岸町字港町50-1
[TEL]0153-52-4040
●文化財の指定国指定史跡
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室