十勝監獄石油庫(旧北海道集治監十勝分監油庫)

■概要・見所
 1895(明治28)年に開庁した北海道集治監十勝分監は、同36年十勝監獄として独立改称し、囚徒数1,300名を収容していました。1920(大正9)年の庁舎焼失後に規模を縮小し、その後広大な監獄用地は払い下げられ、今は緑ヶ丘公園内に「十勝監獄跡」の石碑と油庫のみが残されています。この小さな倉庫は、正門近くの土塀近くに建てられ、当初灯火用の油保管庫として用いられていました。鬼瓦に刻まれた「水」の字や軒の繰型が、外観を引き締めています。
 [建設年]1901(明治34)年[構造]れんが造1階建
十勝監獄石油庫(旧北海道集治監十勝分監油庫)の写真

●所在地 帯広市緑ヶ丘公園内
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]非公開
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室