■概要・見所 忍路環状列石は三笠山山麓の緩斜面を平坦にカットし、その面に、大きな立石とその周囲に小石を並べたものを大きな楕円形(33m×22m)にめぐらせているものです。 この遺跡は、縄文時代後期(約3500年前)のもので、この時代に出現する「区画墓」と呼ばれる集団の墓地と考えられています。 文久元(1861)年に発見され、大規模な土木工事の結果つくられたこの環状列石から、この地域に住んでいた集団の力を読み取ることができます。 この環状列石の北側に隣接する同じ時代の忍路土場遺跡からは発掘調査で巨大木柱が発見されており、環状列石と関連する祭祀的な遺物と考えられています。 |
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