■概要・見所 手宮洞窟は1866(慶応2)年に小田原の石工長兵衛が建築用石材捜しの際に偶然洞窟に入り彫刻を発見したといわれています。 この岩壁彫刻を最初に学界に発表したのは英国人地震学者ジョン・ミルンで、1879(明治12)年夏、現地を訪れて彫刻を模写し、翌1880(明治13年)アジア協会誌にその全貌を紹介しました。 この彫刻は、古代岩壁彫刻として研究されています。平成元年に行われた発掘調査ではその出土遺物から、洞くつ壁画は約1600年前に刻まれたものであることが判明しています。この遺跡は考古・人類学上、古代人の精神文化を知る上で第一級の遺跡といえます。 |
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