旧下ヨイチ運上家

■概要・見所
 松前藩が家臣に分け与えた知行地を、家臣にかわり治めた人々を場所請負人といいます。彼らは交易場所や視察に来る役人の接待所として、運上屋を建設しました。テレビ時代劇でおなじみの遠山の金さん(江戸幕府目付 遠山金四郎景元)も、この運上屋に滞在したことが記録に残っています。大人が一抱えするほどの太さを持つ木材を、柱や梁としてふんだんに使っています。屋根は福井産の檜皮(ひわだ:屋根の表面に使うヒノキの皮)3,000枚の上に、余市川の石を2,000個乗せて押さえ、釘を一切用いていません。
[建設年]1853(嘉永6)年[構造]木造2階建
旧下ヨイチ運上家の写真

旧下ヨイチ運上家の写真

●所在地 余市郡余市町入舟町10外
●連絡・問合せ先 ・TEL:0135-23-5915 
●その他問合せ先[名称]余市町教育委員会文化財課
[住所]〒046-8546余市郡余市町入舟町21
[TEL]0135-22-6187
●文化財の指定国指定重要文化財、国指定史跡
●営業・開催・見学情報 [開館・公開日時]9:00〜16:30
[休館日]毎週月曜日・祝祭日の翌日・年末年始
●料金 [大人]300円
[小中学生]100円
[割引] 団体(20名以上)2割引
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室