■概要・見所 松前藩が家臣に分け与えた知行地を、家臣にかわり治めた人々を場所請負人といいます。彼らは交易場所や視察に来る役人の接待所として、運上屋を建設しました。テレビ時代劇でおなじみの遠山の金さん(江戸幕府目付 遠山金四郎景元)も、この運上屋に滞在したことが記録に残っています。大人が一抱えするほどの太さを持つ木材を、柱や梁としてふんだんに使っています。屋根は福井産の檜皮(ひわだ:屋根の表面に使うヒノキの皮)3,000枚の上に、余市川の石を2,000個乗せて押さえ、釘を一切用いていません。 [建設年]1853(嘉永6)年[構造]木造2階建 |
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