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橋本旅館(旧橋本家住宅)
■概要・見所
正面に「鰊御殿」の看板を掲げています。もとは「仕込屋」といって、漁家に物資や資金を貸与する商家でした。資材集めに3年、建築に4年の歳月をかけ完成した豪邸は、すべて道外の材料で、ケヤキの大黒柱に太いヒノキの通し柱が78本、柱は一本ずつさらしにまいて移送したといいます。当時ギヤマンと呼ばれたガラスは、オランダから取り寄せたともいわれます。「仕込屋」の建築遺構としては道内に唯一残るもので、改造を最小限に留め、保存状態も良好です。
[建設年]1879(明治12)年頃[構造]木造2階建
●所在地
寿都郡寿都町歌棄字有戸14
●営業・開催・見学情報
[公開の状況]旅館として使用中
●備考
[写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室