■概要・見所 1879(明治12)年北海道では2区89群が制定され、適宜統合され2区19群に役所が置かれました。江差には檜山群と北隣の爾志郡の統合郡役所、さらに警察署兼用の庁舎が設置されました。旧檜山爾志郡役所は道内に唯一現存する郡役所で、全国にも25棟しか残っていない貴重な建物の一つです。瓦葺きの寄棟屋根白色ペイントの下見板、正面中央のベランダ付ポーチが印象的。軒の厚い水平繰型(部材をえぐって曲面にした部分)や、瓦葺きの寄棟屋根を架ける手法は、函館から江差にかけての洋風建築にしばしば見られる手法です。内部は時代を感じさせる廻り階段と、壁や天井に貼られた多種のクロス張りが見所。 [建設年]1887(明治20)年[構造]木造2階建 |
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