■概要・見所 笹波家は代々鰊漁などで繁栄した、上ノ国随一の旧家です。初代は享保年間(1716〜1736)に現在の石川県から渡り、主屋は5代目久右衛門が建てたとされます。19世紀前半の建築で、現存する北海道の民家としては最古。崖に面する背面の軒を高くして採光に配慮し、正面海側の軒を低くして北風に備えるなど、地形や自然の条件に対する工夫が凝らされています。1990(平成2)年、11代目の夫人が町に寄贈。2年後に重要文化財の指定を受けました。 [建設年]主屋:1838(天保9)年以前、19世紀前期頃、2棟の倉:1885(明治18)年[構造]主屋:木造平家、2棟の倉:土蔵2階建 |
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