■概要・見所 志苔館跡は、函館市東部地区海岸地帯の津軽海峡や下北半島などを望む海岸段丘上に位置する、中世の和人豪族が築いた館跡です。 志苔館の記録は、松前藩の史書「新羅之記録」中に、1456(康正2)年からの「コシャマインの蜂起」、1512(永正9)年の「アイヌの蜂起」により館が陥落したという記述がありますが、志苔館の創建はこれらの記録より古い14世紀後半から末頃と考えられています。 この館跡は、四方に土塁が巡らされ、沢地形を利用した空壕が掘られています。郭内の広さは、東西70〜80m、南北50〜65m、約4.10uです。 |
|