■概要・見所 静内御殿山墳墓群は、静内川河口から北東へ約4.5km、南東に面した標高約40mの台地上に所在する、縄文時代後期末から晩期初頭(約3,000年前)の積石墳墓群です。 1952(昭和27)年、静内高等学校郷土研究部によって発見されて以来、数回にわたり調査され、およそ80基の墳墓が確認されています。 墓壙内外からは土器、石器のほか、石製・土製の飾り玉、石製の首飾り、土製の耳飾、朱漆塗りの櫛、土偶、石棒など、当時の習俗を知る上で貴重な資料が多数出土しています。 縄文時代の墓制・葬制研究上、重要な遺跡であることから、1963(昭和38)年に北海道指定史跡となっています。また、出土遺物の一部は北海道指定有形文化財となっており、新ひだか町静内郷土館にて展示、保管しています。 |
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