■概要・見所 カリンバ遺跡は、JR恵庭駅の北方約800mに位置します。1999(平成11)年の道路工事の際の発掘調査で、縄文時代後期(約3000年前)の4基の合葬墓の中から漆塗りの櫛や腕輪、勾玉などの装身具が大量に出土しました。そのなかには、国内ではじめて発見された漆製品も多く含まれています。 詳細分布調査の結果、周辺に広く土坑墓群が残り、当時の人が暮らしていた生活場所も近くの低地帯にあることがわかりました。国内でも数少ない、墓地とその時代の人々の生活場所が一体に残された遺跡であることが評価され、2005(平成17)年に国史跡として指定されました。 |
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