■概要・見所 駅逓とは、交通の不便な地に駅舎や人馬を備え、旅人の宿泊や運送の便をはかるために設置された、建物または制度のことで、1947(昭和22)年まで続けられました。島松駅逓は、現存する最古の駅逓です。もとは「寒地稲作の父」中山久蔵(1828〜1920)宅だったものを、開拓使が駅逓に定めました。明治14(1881)年の明治天皇北海道行幸の際には、御昼行在所に充てられました。約28mに及ぶ建物の内部は、行在所として増築された上座敷、駅逓所時代の客間であった中座敷、下手の居間・帳場を含むダイドコロ部の3つからなり、建設時期もそれぞれ異なります。 [建設年]1873(明治6)年ころ〜1881(明治14)年(昭和59年〜平成2年、保存修復)[構造]木造平家 |
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