■概要・見所 十勝オコッペ遺跡は、浦幌町字昆布刈石に所在する擦文集落跡です。太平洋に臨む標高20m〜30mの段丘上にあり、東西180m、南北200mの範囲に20基の竪穴が分布しておいます。チャシ跡も数km離れて3基隣接しています。 この遺跡はこれまで発掘調査が行われていませんが、明確に分かる竪穴跡を擦文住居と考え、その配置完形から5グループに分類し、住居は1〜3基単位の集まりで、配置は隣接する沢筋、大地縁、尾根筋に一直線、住居好適地から劣悪地へ居住するようになる、と分析されています。 この遺跡と同時代の集落跡が、周辺の太平洋岸にノトロ岬竪穴群、西方9kmの地点に旧東寺院遺跡、南西8kmに十勝太遺跡群があります。 |
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