■概要・見所 野幌屯田兵第二中隊本部(屯田兵第三大隊第二中隊)は、北海道開拓に大きな役割を果たした屯田兵機関の現存する最古の本部遺構で、明治期の官庁建築としても数少ないもののうちの一つです。野幌に屯田兵が入る前年の明治17年頃に建てられたと考えられています。 洋風2階建、建築面積150.7u、延床面積260u、屋根は急勾配の切妻造りで創建時は柾葺き、これらに切妻造りの玄関ポーチが付いています。 バルーンフレームと呼ばれる小屋構造には、畜舎などによく用いられた開拓使以来の米国風の建築手法が見られます。 1階は隊長室・下士集会室・事務室・軍医室などに、階上は兵器・演習材料などの格納庫として使用されたと見られます。 平成6年に復元修理工事を実施し、現在地に移築、平成7年より「屯田資料館」として公開しています。 |
|
|