琴似屯田兵屋(旧140番佐藤屋)

■概要・見所
 屯田兵は、北海道開拓と北方警備のため、1873(明治6)年開拓使次官黒田清隆(1840〜1900)の建議によりできた制度。開拓使は翌7年、最初の屯田兵村を琴似に置き、200戸の兵屋を建てました。この建物はその一つで、屯田兵の生活を知る貴重な遺構といえます。建築技術で注目すべき点は、洋風のトラス小屋組を採用している点で、日本では極めて早い例です。2004(平成16)年には道内各地に残るある屯田兵屋が北海道遺産に選定されました。
 [建設年]1874(明治7)年[構造]木造1階建
琴似屯田兵屋(旧140番佐藤屋)の写真

●所在地 札幌市西区琴似2条4丁目
●文化財の指定国指定史跡
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]一般公開
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室