レンガの館(旧日本食品缶詰工場)

■概要・見所
 1918(大正7)年戸部佶(ただし)は札幌に日本食品を設立。アメリカ・カリフォルニア州デルモンテの缶詰工場で学んだ後日本に戻り、1929(昭和4)年工場を設立。野菜類の缶詰やコーンフレークの製造を、わが国で最初に手がけました。かつてはれんが造の工場の他、石造倉庫、木造の事務所、戸部氏の住宅が建っていて、これらはアメリカの工場に魅せられたものとの事です。1961(昭和36)年に工場としての役割を終えた後、1989(平成元)年より喫茶店として再利用されています。こうした取り組みや、愛称に込められた地域の人々の思い入れが認められ、2002(平成14)年に札幌市の都市景観重要建築物第1号に選ばれています。
[建設年]1929(昭和4)年[構造]れんが造1階建
レンガの館(旧日本食品缶詰工場)の写真

●所在地 札幌市西区八軒1条西1丁目2-1
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]その他の目的に使用中
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室