トップページへ
釈迦涅槃図蠣崎波響筆
■概要・見所
「釈迦涅槃図蠣崎波響筆」は、双幅一対、各幅140pの掛け軸です。江戸初期に創始された函館で最も古い寺院である高龍寺にあります。
この絵を描いた蠣崎波響は、画家であるとともに、松前藩第12世藩主資廣(すけひろ)の五男で、後に松前藩家老でもあった人物です。蠣崎波響の作品のなかで、釈迦涅槃図のような仏教画は、珍しく、貴重な作品です。
蠣崎波響のその他の作品は、クナシリメナシの蜂起で松前藩に協力したアイヌの首長を描いた「夷酋列像」が代表作として知られ、市立函館博物館に所蔵されています。
●所在地
〒040-0055 函館市船見町21-11
●その他問合せ先
[名称]高龍寺
●文化財の指定
北海道指定有形文化財