■概要・見所 勝山館は、松前氏の祖といわれる武田信廣が晩年まで過ごした館跡です。15世紀後半に夷王山山麓にた築かれました。丘陵を利用した三段構えの山城は、天然の要塞であったといわれ、16世紀末頃まで北海道道南日本海側の政治・経済の拠点だったと考えられています。 現在も続けられている発掘調査により、約5万点に上る国内・国外製の陶磁器や木製品、金属製品など約10万点に上る出土品と数多くの建造物の跡が発掘されました。 また、アイヌの人々が用いていた骨角器も500点以上出土し、当時は、和人とアイヌの人々が混住していたと考えられます。 日本海の北方交易や、北海道の中世の生活を知ることのできる数少ない重要な史跡です。 |
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