■概要・見所 江別古墳群は、昭和6年に後藤寿一氏により発見された遺跡です。現在は21基の古墳が確認されています。 この古墳は東北地方北部に分布する群集墳と同じ流れを汲むものと考えられており、その北限を示す唯一の現存する遺跡です。また、8〜9世紀の北海道と本州との交流を知る上で貴重な遺跡でもあります。 古墳の形は、径3〜10m・高さ0.3〜1mの円、もしくは長円形の墳丘のまわりに環状・馬蹄形の周溝が掘られています。周溝の大きさは大型(径8〜10m)、中型(径5〜7m)、小型(5m以下)のものに分けられます。 古墳から出土した遺物には、土師器、本州のものと思われる須恵器、鉄族、刀子、鋤先などがあります。 |
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