旧函館博物館一号、二号(旧開拓使博物館)

■概要・見所
 わが国に残る最古の博物館である一号館は、開拓使函館支庁が先住民族の物品や動植物を展示公開するために建てられました。標本の展示方法は、1878(明治11)年函館に滞在中であったE.S.モース(1838〜1925)から指導を受け、翌年には採集品を寄贈されています。一号館は、左右対称の外観と展示室一室のみというシンプルな構成です。二号館は1882(明治15)年の開拓使廃止後に、同東京出張所仮博物場の陳列品を移すため、函館県が建設しました。一号館と比べ装飾的で、外観も左右非対称としています。
 [建設年]1878(明治11)年7月[構造]木造1階建
旧函館博物館一号、二号(旧開拓使博物館)の写真

旧函館博物館一号、二号(旧開拓使博物館)の写真

●所在地 函館市青柳町17-5(函館公園内)
●文化財の指定北海道指定有形文化財
●営業・開催・見学情報[公開の状況]内部非公開
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室