■概要・見所 この建物は、函館港を一望できる、急な幸坂を上りつめた高台に位置しています。赤れんがの外壁と、白漆喰による2階の縦横縁取りや玄関の隅石風デザインとのコントラストが印象的です。坂に面した正面の玄関部1階は、寺院風の唐破風や組物を見せる柱頭など、異色な和風意匠との組み合わせを見せます。屋根は当初、瓦葺きでした。正面の無骨ともいえる外観に対して、反対の港側北面にある談話室の木造サッシは、庭の緑とマッチして繊細で優しい雰囲気があります。1965(昭和40)年から96(平成8)年まで「函館市立道南青年の家」として活用されていました。 [建設年]1908(明治41)年[構造]れんが造2階建 |
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