大船遺跡

■概要・見所
 大船遺跡は、大船川左岸の台地にある縄文時代中期(4〜5千年前)の遺跡です。目の前には太平洋、背後に栗の木山と現在でもサケ・マスが遡上する大船川が流れる自然環境に恵まれた場所にあります。
 遺跡の面積は約7万2千uに拡がり、1,500軒以上の竪穴住居があると予想されます。平成8年の調査では、竪穴住居96軒、食料を保存する貯蔵穴、お墓など土坑64基、個体土器360点を含む約18万点が発見された大規模な拠点集落跡です。
 縄文時代中期、東北北部と北海道南部に共通した生活圏「円筒土器文化」の代表的な拠点的集落の一つです。東北側の代表的な遺跡には青森県の三内丸山遺跡があります。
大船遺跡の写真
●所在地〒041-1622 函館市大船町575-1
●その他問合せ先[名称]函館市教育委員会生涯学習部文化財課(埋蔵文化財担当)
[住所]〒040-8666函館市東雲町4-13
[TEL]0138-21-3472
●文化財の指定国指定史跡
●営業・開催・見学情報 ◆大船遺跡埋蔵文化財展示館
[開館・公開時期]4〜11月
[開館・公開日時]9:00〜17:00(入館は16:30まで)