函館市旧イギリス領事館(開港記念館)

■概要・見所
 1859(安政6)年赴任の初代英国領事ホジソンは、称名寺を宿所とし、1863(文久3)年2代領事ワイスの時、現遺愛幼稚園の山側敷地に最初の領事館を新築します。その後幾度か敷地を変え、現建物は1907(明治40)年大火後に再建されたもので、1934(昭和9)年まで領事館として利用されました。1992(平成4)年に復元改修工事が行われ、2009(平成21)年にはリニューアルオープンし装いも新たとなりました。玄関庇の持送り、海側の半円5連アーチのベランダ、中庭に面する半円アーチの回廊などモダンな意匠を見せます。
[建設年]1913(大正2)年[構造]れんが造2階建
開港記念館(旧英国領事館)の写真

開港記念館(旧英国領事館)の写真

●所在地 函館市元町33-14
●文化財の指定函館市伝統的建造物 函館市指定有形文化財
●営業・開催・見学情報 [公開の状況]一般公開
●備考 [写真出典]北海道大学建築史意匠学研究室