■概要・見所 1986(昭和61)年、ママチ川のほとりにある「ママチ遺跡」の縄文時代晩期(約2300年前)の墓の上から出土したものです。 高さ17.9cm、幅18.4cmと現代のお祭りで売られているお面と同じくらいの大きさです。口と目の部分がくり抜かれ、頭と耳にも穴が開いており、紐を通すと顔につけることも出来ます。仮面の顔立ちは、ほりが深く、口が受け口ぎみなど縄文人の顔の特徴を良く表しています。 また、この仮面は、墓標に付けられたものが落下したものと考えられています。縄文時代の土面としては、最北の出土で、北アジアや極北地域の諸民族との関連が考えられる貴重な資料です。現在、実物は北海道埋蔵文化財センターに、レプリカが千歳市立図書館の郷土資料コーナーに展示されています。 |
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