■概要・見所 中央通りと色内通りの交差点に位置し、中央通り拡幅の際に曳家されました。安田銀行は、大正末期から昭和10年代中頃まで、小樽支店と同様な外観で建築していて、特に小樽、神戸、横浜の3支店はよく似ています。外壁中央にトスカナ式オーダー(古代ローマの神殿建築に用いられる柱様式の一つ)の付柱を建て、付柱の間に縦長の窓を開け、両脇に壁を設けるのがその特徴です。開口部の持送り(壁から出て庇などを支える構造物)や軒下の装飾など、細部を丁寧に仕上げているのも、建物の魅力です。 [建設年]1930(昭和5)年11月20日竣工[構造]鉄筋コンクリート造2階建て |
|
|