■概要・見所 当時の小樽は近江商人と越後商人の二大勢力が覇権を握り、北前船という運輸を武器に街の整備を図っていました。38,000坪に及ぶ海岸埋め立て地が造成され、そこに木骨石造の大規模な倉庫が、次々と建てられました。1898(明治31)年には108棟にまで増えています。小樽倉庫の創立者である西出は加賀の出身で、はじめは近江商人に雇われていましたがやがて独立し、新興勢力として近江・越後の旧勢力に対し影響を強めていきました。小樽倉庫はその典型と言え、新興勢力の勢いを表すシャチホコが印象的です。 [建設年]1890〜94(明治23〜27)年[構造]木骨石造平屋、木骨れんが造2階建 |
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