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■概要・見所 松前追分節は、起源に諸説がありますが、信州の小諸付近の馬子歌の変化したものといわれ、信州から越後に伝わった追分節が「越後追分」となり、さらに北上して日本海沿岸部に足跡を残していることから、北前船航路によって伝承されたものと考えられます。松前追分は、本節のみよりがなく、現在の江差追分も松前追分と同調であったとされ、松前追分は、えぞ地追分の祖形をなすものです。 松前三下りの歌詞には「碓氷峠」がでてきます。この歌詞からこの三下りも追分節と同様中仙道の碓氷峠に発達した馬子唄が越後に入り、北海道に伝わったものと考えられ、このことから松前三下りが越後追分の原型に近いものといわれています。三下りの特色は曲のテンポが遅く、三味線伴奏が早いことです。 |
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