旧海軍零式艦上戦闘機実験翼(中谷宇吉郎)

■概要・見所
(航空)ニセコは「東洋のサンモリッツ」と呼称されるスキー地だが、軍事研究場所で歴史に有名である。昭和19年、北帝大理学部物理教授中谷宇吉郎は陸軍の要請を受けて、ニセコアンヌプリ頂上に観測所を設け、海軍払下の零式艦上戦闘機32型の両翼と操縦席を地元の協力で上げて、着氷実験した。成果は電熱線挿入で墜落防止技術となった。実験機は戦後に谷へ投棄、行方不明だったが、地元風土館の努力で平成15年左翼発見、話題となった。
旧海軍零式艦上戦闘機実験翼(中谷宇吉郎)の写真

●所在地〒044-0000 虻田郡倶知安町
●備考 [写真出典]北海道産業考古学会会長・山田大隆