川湯硫黄鉱山跡

■概要・見所
（鉱山）北海道は硫黄鉱山の宝庫で、かって明治大正時代に川湯硫黄、古武井、幌別（黄渓）鉱山等が東洋一の生産を上げた。川湯硫黄鉱山（跡佐登）は明治時代に安田財閥の安田善之助が開発し、標茶町の釧路収治監囚人を用いて使役させた。選鉱場から標茶の釧路川船付き場（精錬所があった）まで釧路鉄道が走り、川運の釧路港から本州送りした。現地遺構はレストハウス2階に明治期の焼取釜とSL模型、採掘跡、選鉱場跡、住宅が残る。

●所在地	上川郡弟子屈町
●備考	［写真出典］北海道産業考古学会会長・山田大隆