石狩緑地と札幌軟石採石跡

■概要・見所
(鉱山)開拓使は防火と冬期の耐寒から石造建築を勧め、札幌市石山地区に豊富にある支笏湖火山の溶結凝灰岩「札幌軟石」開発に、お雇い外人教師に調査させ、採掘、産業化させた。本州の石屋の専門家が移住し、石山地区で15社が経営した。昭和初期の最盛期には年産15万本、札幌の一大産業となった。この石材で札幌高等裁判所、中央郵便局等の名建築も生まれた。昭和57年に住宅地化で閉山。跡地は独特の石材公園へ、演芸、採石実演する
石狩緑地と札幌軟石採石跡の写真

●所在地 札幌市
●備考 [写真出典]北海道産業考古学会会長・山田大隆