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礼文島南高山袋澗
■概要・見所
(港湾)北海道鰊史の最終の利尻・礼文場所では、袋澗が発達した。利尻島には30基、礼文島には60基の袋澗が存在したことが記録にある。利尻島は間知石の建材の安山岩に恵まれ、大型で堅固な袋澗が発達したが、礼文島は玉石程度の部材しかなく、大型で堅固のものは存在しない。元地、南高山、香深、香深井、起登臼、西上泊に集中して袋澗があった。南高山の袋澗は大型方型で玉石も明瞭で当時の原型を止める唯一の貴重な産業遺産である。
●所在地
礼文郡礼文町
●備考
[写真出典]北海道産業考古学会会長・山田大隆