戸井岬鰯袋澗

■概要・見所
(港湾)函館市近郊の戸井町には、産業遺産として町内にコンクリートアーチ橋、戸井岬に戸井砲台遺構、鰯袋澗がある。道南漁場は袋澗史として初期に属し、明治期の土塁石張の初片鋏型とともに大正期の間知石練積の後期の方形が共存し、技術比較が出来て興味深い。この袋澗は西海岸・離島の鰊漁業用と異なり、津軽海峡東北に豊富な鰯漁用である。対象魚の鰯の魚体、習性、漁法が鰊に似ているため、鰊場の袋澗技術が導入されて建設された。
戸井岬鰯袋澗の写真

●所在地 函館市(旧戸井町)
●備考 [写真出典]北海道産業考古学会会長・山田大隆