■概要・見所 (港湾)港湾都市小樽の心臓部ともいうべき小樽港を、風浪から守る防波堤は、札幌農学校第二期生の廣井 勇が留学から帰国した後、小樽築港初代事務所長として1897(明治30)年第一期工事(北防波堤1.3km)に着手した。コンクリートの耐用性向上のために火山灰を混入したり、堤体に傾斜ブロックを用いるなどして、日本人技師として初めて本格的外洋防波堤の建設に成功した。2000(平成12)年には土木遺産に指定され、2001(平成13)年には北海道遺産に選定された。「おたるみなと資料館」には、彼の事績と小樽築港の歴史が展示されている。 |
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