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上美谷の船倉ノ袋澗
■概要・見所
(港湾)北海道の代表的漁業であった西海岸、離島の鰊漁は、漁場北上し昭和30年代に終焉した。水揚げ困難の道南の磯海岸でも、袋澗を造成した。中心漁場の瀬棚町には大正時代に作られた石造袋澗の遺構2基が残っている。瀬棚場所は幕末から繁栄し、1978年に建網52ケ統、1.5万石となったが、1920年に終漁した。袋澗建設は1899年に始まり、美谷中心に発達した。現物は貴重な蒲鉾型で長さ20m、高さ1.5m、2列遺構。
●所在地
久遠郡せたな町
●備考
[写真出典]北海道産業考古学会会長・山田大隆