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田中式薄荷蒸留機
■概要・見所
(機械)北見地方は、1939年に2万ha作付、720トン取卸油で世界一の薄荷油生産地として知られ、その生産を支えた名器が北見文化センター所蔵の田中式であった。薄荷蒸留機は在来式の木製機と近代式の金属製になる。両者の水蒸気発生法と冷却法を比較して、前者は鰊釜と水冷蛇管、後者はボイラーと多管式冷却機だが、前記生産方法は前者で、田中篠松は従来機を改良し6倍に高め、製品の企画統一し製造販売組合結成して企業化した。
●所在地
北見市(北見市北網圏北見文化センタ−蔵)
●備考
[写真出典]北海道産業考古学会会長・山田大隆