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北海道人造石油滝川工場遺構
■概要・見所
(工場)原油生産が皆無に近い日本では、明治末から人造石油計画(石炭かや石油を作る)が進められた。道内でも天塩炭を使う北海道人造石油会社(人石)が、三井、北炭の出資で、1938年に開始された。滝川工場は鉄材5万トン、1日当り四千人の作業員で42年に完成、合成法では東洋一だった。9棟が1kmで連なった。全国生産目標83万キロリットル中23万キロの予定で7千キロに終わった。郷土館内資料、人石碑、研究所(現自衛隊)が残る。
●所在地
滝川市(滝川市郷土館蔵)
●備考
[写真出典]北海道産業考古学会会長・山田大隆