■概要・見所 縄文時代早期から近世にかけて14層以上をもつ複合遺跡で、特に道内にある縄文時代前期(6千〜5千年前)の貝塚では最も規模が大きいものです。 縄文時代前期の貝塚は、東西120m・南北90mの範囲に大小あわせて11のブロックに分かれています。貝層の厚さは1m前後でアサリが最も多く、全体の70%を占め、カキ・オオノガイなどと一緒に暖海性のアカガイ・シオフキなども含まれています。 このほか、国内の貝塚では最も量が多いといわれるトド・アシカなどの海獣類をはじめ、魚類、鳥類などの骨が見つかっています。 貝層中にはイルカを放射状に配列したり、トド・犬を埋葬するなど貝塚が宗教的な面でも利用されたことがわかっています。 下層には縄文時代早期(約7千年前)の小貝塚もあります。 |
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